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「仲がいいと言っていいのか?」
それについてはヴァルディースも少しわからなかった。どちらかというと、一方的にレイスがサーレスに懐かれている。レイス自身も特別サーレスについては悪い感情はないのだが、少しばかり辟易している節はある。
「ザフォルといえばもう一つわからないことがある。あいつがなぜ光の聖剣を扱えたのか、だ」
ヴァルディースは話を戻した。
光の聖剣を扱えるのは限られる。人間でもセリエンの加護を受ければ扱えないことはないようだが、ザフォルはガルグ。光とは対極の闇に属する存在のはずだ。
「ユーアやフェイシスもわからなかったからなぁ。セリエンが何かしたとしか思えないけど」
考えてもこればかりはわからない。ただ、ザフォルでもセリエンの加護があれば光の聖剣を扱えるなら、人間には扱いきることは無理でも、自分たちであれば扱うことができるのではないだろうか。
セリエンのいない現状では言ってもしょうがないことではあるのだが。
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