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ドアを遠慮がちに誰かが叩いた。 「お義母さんかな?」 俺がドアを開けた。 「おはよう…柾貴君」 ドアを開けると敦司様が立っていた。 「敦司様・・・」 「康秋から訊いた。無事に愛名さん…出産したようだね・・・」 「中へどうぞ」 俺は敦司様を病室に入れた。 「敦司叔父様・・・」 「昨日の今日で、申し訳ない。愛名さん」 「わざわざ、ありがとうございます」 愛名も敦司様の早急な見舞いに驚きながらも笑顔で応えた。 「赤ちゃんは?」 「赤ちゃんは2階の新生児室です・・・俺が案内します!!」 俺と敦司様は病室を出た。 「男の子だと訊いた・・・」 「はい」 「康秋は俺の後継者が出来たと喜んでいたよ・・・」
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