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「セクハラ?俺は君の胸を触っただけで、揉んでないよ」
私は胸許に両手をクロスさせて、しっかりガードして訊いた。
揉んでないって・・・
彼は拍子抜けするほど、あっさりと言った。
でも、私はその言葉に生々しさとエロさを感じて顔から火が出る。
「間宮さんが不快に感じたなら、謝る。俺は責任を取って付き合うよ」
「付き合う?」
「・・・俺、一目で好きになったんだ。間宮さん、俺と付き合ってよ」
私とプリンス様が交際?
プリンス様が私にひと目惚れとか絶対にあり得ない。
「私をからかわないでください・・・」
「からかってるつもりはないんだけど・・・俺はマジで・・・」
「わ、私、先に行きます!!」
私はその場から逃げ出した。
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