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「あの頃に戻れば、こうして肌を寄せ合うコトはできないな・・・」
私のカラダを組み敷いていた彼はカラダを起こし、膝立ちしてバスローブを脱ぎ捨てた。
「眼鏡も外さないと・・・」
「そうだった…君のカラダを良く見えないけど・・・眼鏡は邪魔になるから…仕方がない」
彼は残念そうに眼鏡を外した。
切れ長を瞳を細め、私を見ながら、バスローブを脱がして、唇にキスを落として来た。
彼の愛撫は優しく、私のカラダを取り扱い注意の硝子細工の置物ように扱う。
こんな風に全身全霊で愛してくれる男性は彼しかいないと思う。
カラダの一番蕩けた部分を指で刺激され、背中が弓なりにのけ反り、
彼の湿った舌で愛された胸の頂は尖り、熟れた実のように色づいていた。グッと自身の欲望を抑え込んでいたけど、彼は堪え切れず、私の中に侵入する。
熱く脈を打つ生きた楔がまた打ちこまれた。
初夜とは違う感覚。
カラダは激痛で悲鳴と上げると思ったが、その逆で悦んでいた。
「痛い?」
「ううん」
痛みは全く感じない。彼のスローな腰の動きでは物足りなかった。
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