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「早く動いてもいいわよ」
「そう?大丈夫?」
こっちが申し訳ないと思うほど、彼は私に気を遣いまくっていた。
「うん」
「じゃ遠慮なく・・・」
彼は腰を早く突き動かし始めた。
激しく彼が往来し、その摩擦が甘く蕩けるような感覚をカラダに齎す。
その感覚に、戸惑いながらもカラダは歓喜し、嬌声が漏れる。
「感じてるの?愛名」
これが快楽だと彼の言葉で気づく。
「たぶん・・・そうかも」
私ははにかみながら返す。
「よかった・・・・・・下手な俺でも愛名を満たせそうだな・・・」
彼は満足げに笑うと、より早く腰を突き動かし、私の最奥を何度も打ち付ける。
初めて味わうセックスの快楽。
彼の顔も牡の欲情に溢れ、瞳が本能で満ちていた。
そして、そのまま私たちは白い世界に包まれた・・・
乱れたシーツ。高鳴った心臓。荒い互いの息づかい。
「ありがとう・・・愛名」
汗ばんだ彼のカラダに抱き締められ、私達はキスを交わした。
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