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俺は愛名と結婚しているのに。 妻に恋をしている。 恋は盲目的だと言うが。今の俺がその通りの状況でどうしようもない。 執筆をしながら、考えるコトは愛名のコトばかり。 俺は自宅マンションで仕事しているから、二人で過ごす時間は他の夫婦よりも多いが、それでも足りなかった。 俺はリザーブした部屋のカードキーでドアを開けた。 「最近の柾貴さんって…とってもHですね・・・」 「それは・・・愛名限定だから・・・他の女を抱きたいとは思わない。愛名はこんな俺、嫌い?」 「いいえ」 「ありがとう。愛名・・・俺は君を愛してる」 俺は愛名を抱き締めて、甘く囁いた。 クールな俺は何処かに行ってしまったが、稜真たちは今の俺を見ればきっと笑うだろう。
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