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「柾貴、愛名ちゃん、おめでとう。これは俺からの結婚祝いだ!!」
稜真さんの兄・拓真さんと小陽さんが現れた。
「ありがとう。拓真さん」
柾貴さんは拓真さんから結婚祝いを受け取った。
「拓真さん、お二人に何を買ったんですか?」
「そりゃ、まぁ~新婚さんだから…夜のお楽しみグッズだ。柾貴はムード作るの下手くそそうだから・・・」
拓真さんは柾貴さんのコトを良く分かっていた・・・
「何で下手だと決めつけるんですか?」
「上手いのか??」
「それは・・・」
「人の恋愛に相談乗ってたけど…お前自身はちっとも女っ気なかったんじゃん。
愛名ちゃんとの結婚だって…正直偽装結婚かと思ってた」
「兄貴も思ってた??俺も思ってたよ・・・」
「稜真お前と一緒にするなっ。俺と愛名は愛し合って結婚してる。そうだろ?愛名」
柾貴さんは私に相槌を求めた。
それはつい最近の話だけど。
「愛名?」
「はい…そうですよ。柾貴さん」
「何だか・・・怪しいな・・・」
拓真さんは疑り深く柾貴さんをじとっとした粘着質な視線で見つめ続けた。
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