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狭まっていた陣痛の間隔。 しかし、子宮口がなかなか開かなった。 ようやく、全開して分娩室に。 朝から産気づき、時刻はもうは19時半ーーー・・・ 半日仕事だと勝手に考えていたが、1日仕事だった。 愛名の顔にも疲れの色が見え隠れしていた。でも、交代は出来ない。 俺は撮影を共に分娩室に入ってくれたお義母さんに頼み、愛名の手を握り、彼女を励ました。 「愛名、もうすぐだからな・・・」 麻酔で無通分娩とかいろいろと考えたが、最初は普通分娩で産みたいと言う愛名の意思を尊重した。 絶え間なく陣痛の激痛が愛名を襲い、彼女は苦悶の声を出した。 「頑張って。愛名。もうすぐよ」 俺よりもお義母さんの方が頼りになった。 「頭が見えましたよ。伊集院さん」
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