第1章 違和感

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次の横断歩道を渡れば…… 「えっ…、また…」 「大丈夫?」 「大丈夫です…」 意識が朦朧としてきた。 少しフラフラしながらも、たまたま通りかかった同じ職場の職員に声をかけられるが、大丈夫と答えてしまう。 「大丈夫ならいいけど… お疲れ様」 「お疲れ様です」 目からは涙が出ていた。 なんで涙が出ていたかは正直わからない…。 少しフラフラしていたが歩くことは出来ていた。 駅に到達する。 着いた時は、いつもと変わらない状態。 「どうなってんだろう…」 電車に乗り、携帯を弄りながら帰っていく。 気になりはしたが、調べることはしなかった…。
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