第1章 違和感

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部屋の窓から日差しが差し込み、その明るさで目が覚める。 ご飯を食べ、寝癖を直し、いつもと変わらず電車に乗って通勤していた。 職場の最寄り駅にある喫茶店に寄ってから職場に行くのが日課になっている。 「アイスコーヒー1つ」 「店内でお召し上がりですか?」 「はい」 「いつもありがとうござます」 最近は店員さんにも顔を覚えられたようだ。 「この前の……、まぁいいや」 気にはなるが、あまり考えないようにしていた。 アイスコーヒーを飲み干せば職場へ向かう。 「おはようございます」 「おはよう」 おはようございますといっても現在は11時。実は昼時だったりする。 ユニホームに着替えれば、いつものように仕事をこなしていた。 もうすぐ子ども達が来る時間だ。 時計を確認すれば子ども達の受け入れの準備を始める。今日はたまたま送迎がない。施設で子ども達を待っていた。
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