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名前‥苔化病(こけかびょう)
症状‥酷い全身の激痛、全身の穴という穴から何かが無理矢理掻き出てくるような激痛を伴い最終的に喉を何かに塞がれたようになり呼吸ができず窒息死する
穴という穴が痛むのは毛穴、耳、鼻、口、目、肛門、ヘソ、尿道など様々な体に空いた穴から無理矢理苔が生え出そうとしてるため、その痛みと言われている
また喉が塞がれ窒息死とは、喉を苔の塊が塞いだためだ、窒息死した後の遺体は全身を苔に覆われ、次に体内の血液や内蔵を苔の栄養分に適したように分解され、養分の緑がかった粘りのある液体に変換される、その液体の臭いは腐った遺体のそれらしい
対処法‥現段階での適切な対処法や治療法、魔法等は発見されてはいない、空気感染(空気に浮いた胞子を体内に呼吸で取り入れぬように)マスクをつけるくらいしか今のところは無い
概容‥最初にこの魔病が発見されたのは“魔病”が認知された初期の頃だった、発見されたのは自然研究を第一としている博士 タムリエル氏の研究用の植物を管理している温室ドーム内であった。
研究の傍らで愛犬の散歩も日課だったタムリエル氏、そんな氏が日課である散歩をしている姿を何時も見ていた研究所付近の住民達が、タムリエル氏を2ヶ月以上見ていないことを不審に思い。
自警団数人と住民達数人で、タムリエル氏の研究所へ行き、タムリエル氏と愛犬の姿は無く、手分けをして氏の捜索を開始する。
するとドーム型になっている植物園の建物、氏の研究の“植物研究”のメインとなる建物の扉が鍵も掛かってはないのに異様に堅く閉ざされていたため、自警団数人で無理矢理扉を破壊した結果。
世界中の花や珍しい植物で美しかったドーム内は辺り一面夥しい量の苔で覆い尽くされていて、その中に、氏が愛用していた白衣を羽織った“人型の苔”と、寄り添うようにある“犬型の苔”が見付かったそうだ。
この瞬間、扉が開かれるまでは苔の胞子はドーム内に閉じ込めらていたが、開閉された事により風に運ばれ世界中へ拡散してしまった。(この時氏の遺体を発見した自警団と住民達は全員苔化病に煩い死亡)
後に魔導協会による迅速な対応により、被害は最小限に止まったが、世界中へ分散した胞子は未だに世界の各地で苔化病を発症し続けている。
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