叶わぬ願い

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少し遠い山の近くに住んでいるじいちゃん家の 小さい竹をもらって七夕飾りを作って 前日にめめちゃんの小屋の後ろに飾っていた 自分の願い事と一緒に 『めめちゃんが元気になりますように』 と書いていたのを覚えている 短冊に願い事を書いた翌日に 願いが叶わなくなるなんて 七夕の日の朝めめちゃんを見て学校に行った 辛そうにしながらも生きていた それなのに学校から帰るとかたくなっていた ただ眠っているだけみたいだった この日の事は、今でも忘れられない 人前では、例えそれが家族の前でも 泣かないようにしていた僕は 1人部屋に行って泣いた ただ、ひたすら泣いた
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