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少しつんとした声で水無瀬は返す。
ちょっと不味かったかな、と思いながら米神をかりこりすると、水無瀬はカバンから体操服とズボンを取り出した。
「ちょっとトイレで履き替えて来ます。入部届けもこれが最後の一枚だったし、ついでに先生に貰ってきます」
「おっけ。頼んだよ」
「いってらっさい」
二人が手を振ると水無瀬はパタパタ足音を立てながら教室を立ち去る。
何となく気まずくて立ち尽くしていると、メガネくん改め、鈴木さんに声をかけられた。
「せっかくだから、将棋しよ」
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