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『 やあ どうしたんだい青い顔をして 七人ミサキにでも出くわしたのかい 』ってね 男とはそのまますれ違っただけです その後私は帰路に着きました 」  鳥迫月夜は山代の話を聞いて「 ン 」となった、なんだろうこの既視感のようなモノは、何かが引っかかる。 「 うぅぅん なんか要領を得ん話ですね 結局山代さんがすれ違った幽霊とはどっちですか 地蔵の前の複数のモノと最後に出くわした日本刀男と 」  三刀小夜は腕を組みながら山代に問う。 「 どっちもです でも始めのヤツは怖かったんですが最後の男は怖くわなかった むしろほっとしたくらいです だがどちらもこの世の物じゃない そう思えてしまうんです 」 「 その後 何かありましたか 」 「 いえ ただ趣味の山歩きはもう怖くて出来ません 結局自分でも何だったのかわからないので海乃君の雑誌の方に話を聞いてもらえば何か答えらしいものが得られるんじゃないかと 」 「 残念ですが期待に応えられそうにありません ただ七人ミサキは有名ですよ 七人組みの怨霊です これに出くわすと自分が七人目になってしまう 」 「 何言ってるんス班長 七人組みに出会って仲間になったら8人目じゃないっスか 」  海乃が小夜に突っ込んだ。     
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