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「 ミサキは常に7人なんだよ エグザエルみたいに増殖はしない 要はメンバー交代だ」 「 じゃあ山代さんは新メンバーってことっスか 」 「 えっ そうなんですか 」 「 いやいや 山代さんは怨霊になってないじゃないですか大丈夫ですよ 」 「 海乃君 脅かさないでよ 」 「 ツク なんか気になることは無いか 」  小夜に聞かれて鳥迫月夜は考えた。 「 本当に七人ミサキは山代さんを追いかけてたんですかねぇ 」 「 なぜそう思う 」 「 だってお地蔵さまの陰にバレバレに隠れてたのに見つかんなかったんしょ なんか変です 」 「 やはりそう思うか 私もツクと同感だ 実は追われていたのは七人ミサキの方なんじゃないのか 」 「 どゆこと 班長 俺意味わかんないっス 」 「 山代さん 七人ミサキ 日本刀男 この順で一本道の登山道を進んでいる 必然的に一番最後尾の日本刀男が追いかけている形だ 山代さんは日本刀男には対面している なのにすれ違っただけだ 故に日本刀男のターゲットは山代さんじゃない それなら七人ミサキしかいない 」 「 じゃあ逃げてたのは山代さんじゃなくて七人ミサキだったんですか 」     
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