眠り姫

キラキラ

その日は水泳の授業があって、しかもいつもより暑くて。疲れがどっと溜まった金曜日なこともあって、帰ってすぐ眠ってしまった。

「...め.....ひ.......」
でた、めひ。ほんとになんなんだろう。
いつもはここで目覚めちゃう私。
今日は目覚めないで続きが見れるようだった。
「.....ひ.......ひ.......」
あ、ひひになった笑
ほんとなんなんだろう。
そう思って目を開けると...

「ひめ....ひめ.....」
と横で嘆いてるキラキラしてる方。
王子様みたいにキラキラしてるなぁ。
ここまで輝いてる人っているんだなぁ。
思わず髪に手を伸ばしてしまった。
「姫！！！」
がしっ！！！と手を掴まれ全身がビクッとする。
「なっなんですか！？」
髪を触ろうとしたことを棚に上げて、思わず声を上げてしまった...

「忘れてしまわれたんですか！？あなたは私の妻ですよ」