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「それ、あのワンちゃんに聞けば？今は彼氏だっけ？」
「あ、はい。だけど、避けられてるもんで…」
「あ、そうなんだ。まあ、それはしょうがないね」
その言葉に、今度は私が固まる。
え。
避けられても、しょうがないの…？
「セカンドって、2番目って意味でしょ？そのままの意味で、1番がワンちゃん彼氏で、２番目が春日部ってこと」
「えっと…、それって」
「要するに、松田には浮気相手がいるっていう噂が広まってるってこと」
「な」
なぬぅ！？
そ、そうなの！？
そんな噂が、広まってるわけ！？
もうただ呆然とするしかない。
“セカンドでいいや…”
あの人、私の浮気相手になりたいって言ったわけ？
な、なんて人！！
ってか、頷いたことにしたままの私も、なんてやつなんだ！！
この頭を殴ってやりたい！！
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