プロローグ

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 俺の名は、山田太郎(やまだたろう)。今日から晴れて高校生となる、とてつもなく平凡な名前の少年だ。  高校に進学するまではその名前のせいでしょっちゅうからかわれていた。  それに加えて、身長は180センチで体重は56キロという超細身の体型だったために、「電柱」とか「マッチ棒」とか「ポッキー」なんてあだ名で呼ばれていたこともある。  おまけに、運動音痴でコミュ障で、アニメが大好きなネクラで、顔も超絶ブサイクだったため、常にいじめの的になっていた。  しかし、今となってはそれらは全て過去の話である。  
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