それでも俺はシリアスを通せない

わきあいあい

西崎 歩 御年16歳絶賛遅刻中でございます。

時間過ぎてますｗｗｗｗ
もう入学式はとっくに始まってる時間帯を指している。この時点ですでに１時間の遅刻が確定した。

あぁどうしよう。
入学式で遅刻とかなんて馬鹿なんだ。
たぶん、他の生徒はエスカレーター式で来てるから皆仲良しみたいなもんだろ。
そんな中、｢遅刻しまちたテヘペロ☆｣なんて登場してみろよ。俺平凡だぞ。大ブーイング間違いなしだ。まだ見ぬ俺の机がゴミ箱になっちゃうよ。

足取りが重いぜ！！

｢.....................｣

とりあえず、さっき見つけた｢外部生はこちらから｣の貼り紙を頼りに、端に構える勝手口に進む。

誰だよポストイットに書いたヤツ出てこいよｗｗｗｗｗ金持ち学校なくせに外部生への扱い雑じゃねぇかこのやろうｗｗｗｗ

誰だか知らないがお前のせいで俺は遅刻だゾｗｗｗｗｗ

いざゆかん！と門の内側に入ると、そこには広大な敷地が広がっていた。

｢うはｗｗｗなにここｗｗ広すぎて入学式どこでやってんのか分かんねぇｗｗｗｗｗ｣

やべぇ迷いそう。