19人が本棚に入れています
本棚に追加
ガバッ!
そんな音が聞こえるぐらい勢いよく起きた
「…あ、さ?……ヴィーの事は夢なのかな?」
私はもしかしたら夢を見ただけなのかもしれない
でも夢にしてはリアルすぎる
…分からない
「桜愛ー、家でなくて大丈夫なのー?」
ヴィーについて考えていたら1階からお母さんの声が聞こえた
ふと、時計を見ると時間は8時。
HRは8時35分からで、家から学校までは30分はかかる…
え、やばくない?遅刻するじゃん
「お母さん!遅刻するの決定だからゆっくり行くー!」
いや、そこは急げよ!って思ったそこの君!
確に5分は余裕がある…が、それは私が着替えて学校に行ける準備が整っている場合だ
今の私はパジャマで、寝癖がつきまくってる
ついでに時間割とかは朝にするタイプなので何もしてない…
ここまで言えば察してくれるはずだ
つまり!私が!遅刻せずに行くことは!
無理なのである!!!!
「んー、まぁ学校に行くならいいわよー!」
お母さん緩いな…自分で言うのもなんだけど普通だったら急ぎなさい!とか言わない?
「よしっ…着替え終わったから次は髪の毛だな」
え、着替えるのが早いって?
チッチッチ…考え事をしながら着替えていたんだよ
今は7月で制服は夏服だからシャツ、スカート、ネクタイだけで終わる
あ、私の学校は男女共ネクタイなんだよね
冬だとあれプラスベスト、カーデガン、ブレザーととてつもなくめんどくさい
最初のコメントを投稿しよう!