1 Timeslip

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ガバッ! そんな音が聞こえるぐらい勢いよく起きた 「…あ、さ?……ヴィーの事は夢なのかな?」 私はもしかしたら夢を見ただけなのかもしれない でも夢にしてはリアルすぎる …分からない 「桜愛ー、家でなくて大丈夫なのー?」 ヴィーについて考えていたら1階からお母さんの声が聞こえた ふと、時計を見ると時間は8時。 HRは8時35分からで、家から学校までは30分はかかる… え、やばくない?遅刻するじゃん 「お母さん!遅刻するの決定だからゆっくり行くー!」 いや、そこは急げよ!って思ったそこの君! 確に5分は余裕がある…が、それは私が着替えて学校に行ける準備が整っている場合だ 今の私はパジャマで、寝癖がつきまくってる ついでに時間割とかは朝にするタイプなので何もしてない… ここまで言えば察してくれるはずだ つまり!私が!遅刻せずに行くことは! 無理なのである!!!! 「んー、まぁ学校に行くならいいわよー!」 お母さん緩いな…自分で言うのもなんだけど普通だったら急ぎなさい!とか言わない? 「よしっ…着替え終わったから次は髪の毛だな」 え、着替えるのが早いって? チッチッチ…考え事をしながら着替えていたんだよ 今は7月で制服は夏服だからシャツ、スカート、ネクタイだけで終わる あ、私の学校は男女共ネクタイなんだよね 冬だとあれプラスベスト、カーデガン、ブレザーととてつもなくめんどくさい
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