0人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
きっかけ
仁が連れ去られてから1ヶ月
俺はもはや廃人と言ってもいいくらいまで
死んだような顔で生活をしていた。
だがある日、目覚めると
村は大賑わい隣のおじさんに話を聞くと
空から石が降ってきてその石に剣が刺さっているらしい、どうりで騒がしいわけだ。
仁を失った俺には関係ないとその場を離れた俺は
家に帰り自室のベッドで寝た
どれくらい寝ただろうか、いきなり目が覚めた。
あの石の夢を見たんだ。
あの石のところへ行き恐る恐る剣を握ってみる、
(ゾワッ!)
背筋をなにかが走るような感じがした。
そしてゆっくりと剣を引き抜くと昼間の騒ぎが嘘のようにスラリと抜けた。
こうして俺は勇者への一歩を歩みだしたんだ。
最初のコメントを投稿しよう!