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がむしゃらに腰を打ち付けて、中で果てるとほぼ同時に俊介も白濁を吐き出した。
二人で荒い息をしながら余韻に浸る。
「……俺のさらけ出した部分見たってつまらないですよ。」
ぜいぜいと息をしながら俊介が言った。
「どんな俊介も好きだって自信を持って言えそうだけどね。」
どんな俺でも赦してもらえてると、先程知った。
それがどんなに嬉しかったか、きっと俊介は分かっていない。
怪訝そうに見つめる俊介の唇に自分の唇を重ね合わせ、そっとキスをした。
唇を離すと俊介は溜息をついた後
「アンタはずるいな。」
苦笑いをしながらそういった。
了
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