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――ヤクヨナラ,ナナゲンノキョウシツニイルヨ
「何言ってんだ、次は六限の授業だ、」
ろ。
振り返り、相槌をついていた口が止まる。
周りにはだれも居ない。
俺は一人だ。それは当然だ。いつも行動を共にしている薬代がいないのだから、至極当たり前の事だった。
「……?」
しかし、俺は首を傾げる。
今のは、「誰」の声だろう。
聞き覚えはないはずの、でも、果たして「知らない」声だっただろうかと聞かれると、
「茉也くん?」
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