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「はぁ...どうせ行くのめんどいから答え書かなかったんだろ」
「うっ」
なんでわかったんだという顔で優馬を見上げる
「そんな事くらい分かるんだよ、俺には」
そう言われ、デコピンをされた
いたい
流石は幼馴染といった所だ
優馬は誰よりも俺の事を分かっているとおもう
「まあ、落ちちまったのはしょうがねぇ。でも、外ぐらいは出ねぇとな?」
そう言うと優馬は、不敵な笑みを浮かべて俺の方に近づいてくる
「やだ!今日は外に出たくない!」
外は危険がいっぱいなんだよ!
今日は特に嫌な予感がする
「わがまま言うな!欲しい漫画買ってやんねーぞ」
え?
「え?買ってくれるの?」
「一冊だけな」
「じゃあ行く!!」
チョロい奴だとは自分でも思うが、漫画を買ってもらえるなら話は別だ
万年金欠だから仕方がない
そうして俺たちは準備をして家を出た
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