【R18】ハドナの闇

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「なんかそれ、子供の言いつけみたいだ」 「それが出来なかったから叱られたんだ。あと、無理そうなら手を引け」 「んっ、分かってる」  そうだ、この線引きだ。無理を通そうとしないこと。ダメなら周囲に助けを求める事。それが大事だ。  スッキリと笑うランバートに、ファウストも微笑みキスをする。唇を吸われ、舌を絡められる熱いものだ。背にゾクゾクとした気持ちよさが走る。自然と息が上がる。 「ファウスト」 「ん?」 「今だけ、深く欲しい」  グチャグチャに乱れるようなセックスは、最近していなかった。スノーネルの一件ではとても優しかったし、その後もわりと穏やかなものだった。  でも今だけは、たっぷりと愛されたい気持ちだった。求められたくて、求められる自分を想像するだけで腰に響いた。  黒い瞳が濡れる。穏やかな男の顔に欲望が浮かぶ。この人も大概、自分を押し込んでいる。だから時々爆発するんだ。 「腰が立たなくなるぞ」 「んっ、それでもいいよ。それに最近、ファウストの大きさ慣れてきたし」  緩んだ訳じゃないけれど、体がファウストを覚えている。与えられるものを覚えているから、従順に体を開いていくんだ。     
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