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名は入れず、端にトレードマークのニヤニヤ猫。久しぶりに描いたけれど、昔のままに描けた。それを受付の人に渡すと、彼は絵とランバートを何度も見比べてから、一枚のカードを渡してきた。
「君には才能がある。是非、本格的に師について学んでみないかね?」
「申し訳ありません、俺は今の仕事にやりがいを感じているので、絵はあくまで楽しみであり趣味です。俺よりも、小さな才能にかけてあげてください」
言ってカードを返すと、受付の人物は苦笑して「勿体ないな」と呟いた。
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