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「あ"ー…あたしはちょっとこれは受け付けねーわ…」
みそりはドン引きしている。
胴体斬られて生きてるなど常軌を逸している。
百歩譲って上半身が生きているのはまだしも、下半身が走り回るのはあり得ない。
その上、最後はどこに口があるのか喋り出すのだった。
キモ過ぎだろ。
「爆」
方や、みつぐは受けている。
大爆笑である。
爆とか言っている。
「ま、てめーが好きならあたしは良いけどよ。」
そう、みつぐの笑顔が見られるなら。みそりは中古CDを買い漁り、
贔屓の噺家が出演する寄席を調べて連れて行く。
それが彼女なりの絆のあり方なのだ。
「ねぇ、みそりん。私、美化委員に入る。」
「あ"あ?」
「告白したの。葛野先輩と付き合う事になったの♪」
「おめぇ今なん…!?」
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