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「おらぁ!エナドリ買って来いやあ!」
「ひゃん!!」
葛野王司はクリーチャーと言う名のエナジードリンクを飲みあさる。
缶に挿したストローを鼻に通して吸引する様は常軌を逸している。
「エナドリエナドリエナドリぃぁあぁぁぁ!!」
「もうお金がありまへん!」
「だったらテメェのCDでも質に入れて金に替えて来い!
お前は死ぬまで俺様に貢ぐんだよ!!
まさしく、これが本当の先輩特許だぜ!!」
「あひゅん!!」
葛野はみつぐを足蹴に怒鳴り散らす。いつもは優しかった先輩は何と、極度のエナジードリンク中毒者だったのだ!
交際した途端に束縛が強くなった。惚れた弱味に漬け込んで大量のエナジードリンク、あるいは現金を要求して来た。
ご覧の通り暴力にも及ぶ。
だが、みつぐは拒否出来なかった。
それでも恋する気持ちが勝っていたのだ。
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