告白

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カフェレストランで女生徒が駄弁っている。 「ほらー、みそりんまた髪グシャグシャぁ。寝起きのまま来たでしょ?」 「あ"ーー。ダリぃ。どうせデミが解かしてくれんだろ。マジだりぃ。」 「うん、解かすけどね。 でもほら、自分でしないと。 ってかみそりんは可愛いんだからもっと女の子らしくお洒落しなくちゃだよ!」 「あ"ーー。 知ったこっちゃねぇ。マジうぜぇ。イベント企画とか超絶やる気出ねぇぇぇ。」 ここは場過渡崩鹿井内学園(ばかとくずしかいないがくえん) 関西の問題児が集うマンモス校である。 「はーい、かんせーい!可愛く出来ましたー♪」 「あ"ー? ってか箸持つのもダリぃんだわ。飯やるからお前残り食って。」 「駄目だよみそりん、ちゃんと食べなきゃおっぱい大きくならないよ!?みそりんは私より育つんだから今の内に食べないと!」 「どこの調査チームだよ、つか胸要らんわ。邪魔だし重いし、マジだりぃ。」 この春一年生の志沼出巳告(しぬまでみつぐ)は箸を借りて、 幼なじみの矢三寺実反(やみでらみそり)の口へとグルグル巻きのパスタを突っ込んだ。 「もう!みそりん、私の母性に頼り過ぎ! そんなんだと私、母星にか帰っちゃうよ!?」 「あ"ぁぁ帰れや。何星人やねんお前…。」
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