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「新しく家庭を持つ事になった今、俺は、有名な新宿の裏通りの母に助言を頂きたいんだ。
そこの通りを曲がった所にいるらしいから、ごめん、一緒につき合って」
新宿の裏通りの母??
裏通りがついてる時点で、ダメだろ、占い師としては。
「陽介が付き合ってやって、俺は帰るわ」
俺がそう言うと同時に、陽介は俺の腕を掴んだ。
「城、逃げるなよ…
俺だって、そんな妖しい所には行きたくないし。
一緒に行くぞ」
マジか…
新宿の裏通りの母め。
せめて大通りにしろよ。
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