おまけ

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「いつもより感じてる?」  いたずらっぽく覗く逸也の瞳が、欲望で妖しく濡れている。そんな目で見つめられたらそれだけで。 「やっ、ちが……ぅから」 「浴衣って、便利だよな」  そう言いながら逸也の手のひらが裾を割って、日向の内腿へをゆるりと撫でた。すでに下着を湿らせた先端に軽く触れられただけで、切ない疼きが全身を駆け巡る。早く。もっと。 「……っあ」  ぎゅっと握りこまれてこらえられない高い声が出た。反らせた頭が扉にあたって鈍い音がする。上がっていく息づかいと下半身からははしたない水音。 「んっ、や、ああ」 「外に聞こえちゃうよ?」  上下する手を止めずに耳もとで囁くなんて。なんて意地悪でずるくていやらしくて、気持ちいい。 「あ……、ねぇ、ちゃんと、して」 「ちゃんとって?」  片肌を剥かれ、乱れた裾から屹立した中心部だけ露出している姿が尋常じゃなく恥ずかしい。そう伝えれば「バカだなー、尋常じゃなく色っぺーよ」とかがんで唇を寄せてくるこの人は、ああそうだった、変態だった。
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