夢5

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ここは…海の底だろうか…?しかしその地面は岩のようにゴツゴツしている訳でも逆に砂のようにサラサラしている訳でもない。さらには太陽の光が差し込んでいるかのような明るさだというのに浮上しようとしてもいつまでたっても水面に顔を出せないのだ。 僕は仕方なく、その海底のような場所で泳ぐ事を楽しむことにした。 それにしても、不思議な場所だなぁ…相当深くにいるはずなのに、ゴーグルも酸素ボンベもつけていないにも関わらず、いつまでも泳いでいられるのだ。実はもう何時間もこうして海底のような場所を彷徨っているはずなのである。 そろそろ動くことに飽きてきたので、僕は地面にうつ伏せ寝転がった。横を見ると、泡のようなものや渦を巻いた、例えるならカタツムリの殻のようなものが伸び縮みしながら登っていくのが見えた。そんな事はだんだんどうでも良くなったので、僕はそのまま目を閉じて深い深い眠りに就いたのであった。 ハテ?
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