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だわ。
そういえば横顔、ちょっと格好いいかも。
「ねぇ アンタ 」
「何?」
「好きな人居ないの?」
「居るよ」
「誰よ!!?」
居た! 悔しい。 答え聞きたいけど、知りたくない。
沈黙。
「そうだね~」
「早く言いなさい!どんな人!?」
「寂しい人」
「は?」
「寂しい人、孤独なのと孤独感って全く違うんだよ、一番つらいのはきっとすぐそばに友達も恋人もいて、それなのに寂しい人、そういう人、たぶんそんな人は僕なんかよりずっとずっとつらいだろうから、何も言わず、ただそばにいてそっと見守ってあげたいんだ」
やっぱコイツバカだわ。
男らしくない、男なら女抱いてナンボでしょう。
絶対童貞のくせに、女々しいこと言いやがって 一人部屋でシュッシュやってるんでしょ?
可哀想なのはアンタのほうよ、アタシなんか全然・・・。
「どうしたの?」
「うるさい黙れ!」
「はい」
「はいじゃないが!」
涙出した、 何だろコレ、 どうしよう。
「スナフキンみたいなこと言いやがって」
「はあ・・・。」
解ったわ。
アタシ子供の頃スナフキンが好きだった。
コイツ 澄ました顔で知った風な悟ったような綺麗な顔で、アタシがずっとずっと待っていた、欲しくて堪らなかった心の隙間を埋
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