プロローグ

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 いつもならベッドで寝ている就寝時間。  「ジュリアン様、こっちこっち」  「ま、待って、エリック……」  エリックに連れられ、ジュリアンは城を後にした。  ここまで来たんだ。  もう、後戻りはできない……  扉の前に立ち、一瞬躊躇したものの、中に入ればリアムがいると思い、ジュリアンは勇気を出して重い扉に手を掛けた。
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