プロローグ

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 「そう?帰りはリアムに送ってもらうから大丈夫だろうけど、本当に気をつけてね。   何かあったら、巻き込んだ俺もタダじゃすまないし」  そう言って、エリックは軽く笑みを見せた。  「ごめんね、エリック。   こんなこと頼んじゃって……」  申し訳なくなって、ジュリアンは肩を落とす。  「いや、JULIANにリアムがここで働いてるって言ったのは俺だし、気にしないで。   じゃ、本当に気をつけて行っておいで」  エリックはジュリアンの頭に軽く手を乗せた後、その手をヒラヒラさせながら去って行った。
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