73人が本棚に入れています
本棚に追加
/56ページ
「ミキちゃんのその顔、僕、大好き」
「………は?」
「ミキちゃんは自分では気づいてないんだろうけどさ………君はさ、こうやって虐げられてる時の顔が、一番色っぽいんだよ?」
「……な、なにを、言って……あっ!」
再び、指が中で動き始める。
黒川は、ゆっくりと顔を近づけて来た。
そしてチュッと軽いキスを俺の唇に落とすと、それまで入っていた指をズルリと引き抜いた。
「………あっ」
助かったか?
と思ったのも束の間だった。
カチャカチャとベルトのバックルを外す音がする。
次、起こるであろう展開を想像し、俺は恐怖で体が震えた。
最初のコメントを投稿しよう!