愚鈍な王

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それから王の訓練が始まった。王としての在りかたを学んだり、軍事訓練をした。そして半年が経過した。ここでは、食糧は地下の豊かな土壌で育てられ、十分にあった。地上よりもここは豊かにも見えたが「うーむ城に帰りたい...あの記憶が忘れられんのだ。ウォーカーよ」王はいち早く帰りたかった。今はオワリもウォーカーもいる。彼らにもしもの時は頼ればいい。王は民を楽にしてやりたかったのだ。ウォーカーは「確かに期は来ただろう。王都では多税が課されて、干上がった民ばかりだ!司令官がなんというかは解らないが...よし。私からも進言しよう」と言った。 オワリはウォーカーから話を聞くと「んーむ。少々早いが...まぁよきかなよきかな。民の不平不満は充分!愚鈍は愚鈍から多少は有能に...なったかな?まぁなったな!さぁ行こう!革命だ!兵を集めるぞウォーカー。新たな王を誕生させるのだ!」
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