第二章“魔女”

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振り向いたそこにはいた ひと目でわかった “魔女”だ 黒い服を着て でかい帽子とお面を被っている魔女の姿 魔女は心に語りかけるように言った 「道に迷ったの?」 『うん』 「あら、可哀想に私が案内してあげる」 『うん』 「ほら、付いておいで」 魔女に言われるがままに その子供は付いていった まるで自分の母のような安心感と信頼があった なんも疑いもせず魔女に後ろから付いていく その後ろ姿が海よりも深い闇を感じた
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