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振り向いたそこにはいた
ひと目でわかった
“魔女”だ
黒い服を着て
でかい帽子とお面を被っている魔女の姿
魔女は心に語りかけるように言った
「道に迷ったの?」
『うん』
「あら、可哀想に私が案内してあげる」
『うん』
「ほら、付いておいで」
魔女に言われるがままに
その子供は付いていった
まるで自分の母のような安心感と信頼があった
なんも疑いもせず魔女に後ろから付いていく
その後ろ姿が海よりも深い闇を感じた
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