第1章

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後輩の木下由紀だった。 「白石さん、おはようございます」 「おはよう。相変わらず朝から元気ね」 木下は可愛らしい顔立ちな上に素直な性格で、入社してきたときから可愛がっている。 「そうですか、いつも通りですよ」 だから相変わらずと言ったのだけれど、由紀には通じていなかったようだ。 まぁいいかと微笑み、並んで会社まで歩いた。 1階のエントランスに入ると、奥に見えるエレベーターホールにはたくさんの人が並んでいる。 そして到着したエレベーターに眠そうな顔で乗り込んでいく。 「美桜さん、おはようございます」 .
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