第1章

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そんな時、就職先の化粧品会社から連絡があった。 なにかよくないことでも起きたのかと、会社に向かうと広い会議室に案内された。 会議室には男性がふたりと女性がひとり。 緊張している私に、女性は三宅と名乗り、優しく接してくれた。 「白石美桜さん、突然ですけどうちのCMに出てみませんか?」 「え?」 すぐにはなんのことを言っているのかわからなかった。 「次の新作リップのイメージにぴったりだって思うんだけど」 「私がですか?」 「そうよ」 .
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