第1章

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しかし就活に焦っている彼になにも言えなくて。 「撮影どうだった」 「うん、わからないことばっかりで、ちゃんと出来たのかどうかわからない」 「そっか……」 『就活はどう?』 そのひと言を躊躇った。 会話に困ってあたりを見回すと、身に覚えのないつけまつげがテーブルの端に張り付いているのを発見した。 「これ……」 「み、美桜のじゃないの?」 私もつけまつげは使っているけれど、でもこれじゃない。 .
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