第1章

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それは使っている本人ならすぐにわかること。 それでもなんの動揺もなくそう言う田村に言い返すことが出来ない。 「あ~、わたしの、かな」 「だろ」 納得した振りをしてテレビをつける田村の横に座った。 先週から始まった恋愛ドラマが流れ始めた。 「これ見たかったんだよね」 「ふぅん」 興味はなさそうだけれど、チャンネルを変えることはしない。 さっきのことは忘れてテレビを楽しむことにした。 .
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