エピローグ

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「それにしても美桜さん、いつもとなんか違うんですけど。……あ、眼鏡してない。初めて見たかも」 「喜川君は初めてだったっけ」 もちろん小田切は私のことをすべてわかっている。 由紀もジムの更衣室で何度も見ている。 そういえばコンタクトにしてはどうかと勧められたこともあった。 「絶対今のほうがいいと思います。もう眼鏡止めましょう。俺、今のほうが好きだな。うん、みんなびっくりしますよ。イテッ」 小田切に足を蹴られたらしい喜川がスネおさえて悶えた。 意外と嫉妬深いらしい。 「いつでも受けて立ちますよ」 「いや、そういう意味じゃないんで大丈夫です」 .
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