第1章

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いつものようにコンビニに寄り、いつものように公園に行く。 とは言ってもお弁当を作ることは少なくて、コンビニで買ってくるのだけれど。 雨の日は近くのカフェなども利用することもある。 決して一緒に来るようにと言った覚えはないけれど、なぜか由紀は毎日のようについてくる。 私にとっては可愛い後輩に他ならない。 「私田舎育ちなので、こういうところにいる方が落ち着くんです」 そう言われたら来るなとも言えない。 コンビニの袋からコーヒーとサンドイッチを取り出した。 「あ、小田切さん」 急に立ち上がった由紀に驚いた。 .
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