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ベッドから落下し、目が覚める
よほど寝相が悪かったらしい
昨日、悩みに悩んで移動手段を考えた訳だから
寝ている最中に変な夢でも見てたのかもしれない
さぁ今日はバイクに乗って出かけよう
まずは、様子見でもしてみるか
キーを回しバイクを走らせる
当然ではあるが歩くよりは全然早い
風を感じながら大地を走る
薄緑色の空からオレンジ色の空へ変わるのも早い
さて元気でやってるのだろうか?気になる所ではある
空の色がオレンジ色に変わる
僕がプレゼントした小さな家がある
そこにバイクを止め、妖精を呼んでみた
すると、妖精は慌てたように寝湯から飛んできた
「お元気でしたか?ですがビックリしましたよ」
相変わらず元気そうでよかった
そんなに別れてから日はたってないけど、何となく会いに来て見たのだ
「誰か会えましたか?」
の問いに僕は首を横に振る
「そうでしたか、ところでそれは何ですか」
バイクを指差しバイクの周りを飛んでいる
僕はバイクの説明をし薄緑の空の世界に海を作った事も説明したが、海も知らなかったようなので海の説明もついでにした
「しかし、本当に不思議な世界に住んでいたのですね 大変興味深い話です」
と言ってはいたが、こっちの方が余程変な世界だよ
誰もいないし何もない方が変だと思うが…
「それは最初からその世界に住んでいればそうですよね」
まぁそれはたしかにそうだ
最近から住んでいればその世界が当たり前なのだから
「そういえば聞きたかったんだけどさ、誰かここを歩いていたかい?」
僕が聞くと
「いえ 誰も通りませんでしたね~ コーヒーの苦さに慣れてきましたよ~」
うん どうでもいいよコーヒーの事はね
肝心な事と関係ない事言ってるし
まぁそこはこの妖精のいい所なのかもしれない
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