第五話

4/18
前へ
/259ページ
次へ
「おう、ブラウニーか。今日も手伝いに来たのか?」 「キタ」 「手伝ウ」 「指示ヲ、クレ」 「がはは。そうか。なら、あそこにある荷台を外まで運んでくれ」 「「「ワカッタ!」」」 荷台はなかなかの大きさで、運ぶには前方に一人、押すための人間が後方に数人は必要だ。 しかし、愛らしい姿をしたブラウニーは、それをやってのける。もっとも、身長が足りないため、荷台に付いている取っ手は使えない。三体のブラウニーは荷台をそのまま持ち上げた。 「行ッテ来ル」 「おう。後でお菓子をやるからな」
/259ページ

最初のコメントを投稿しよう!

204人が本棚に入れています
本棚に追加