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「アサガオの観察、みたいな」
「!」
先輩の表現に爆笑してしまいそうになった。
小学生の頃に誰もが経験するだろう、夏休みのアサガオ観察!
でも、まさにその通りだと思った。
「先輩、そのセンスすごいです。ピッタリ!」
「そんで、オレを怖がらない。……最初は他のヤツみたいにビクビクしてたけど」
先輩が本気で怖い人じゃないと気付いてからは、怖がる必要なんてなかった。
「……オレが眉間に皺寄せてても、平井は怖くないんだろ?」
もちろん、とばかりに私は思い切りよく頷く。
すると、先輩はまた少し表情を和らげた後、照れたようにフイと横を向いた。
「なら、別にこのままでいい」
心臓がバクンと大きく波打った。
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