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もう終わりにしよう
珈琲も冷めてしまった
これ以上話したって
平行線のままだから
声も出さずに静かに泣くきみ
ふたりはどこかで
ボタンを掛け違えた
熱を帯びた愛情も
消え去ってしまった
涙も拭かずうつむいたきみ
当たり前すぎた毎日
ふたりで過ごした毎日
終わりが来るなんて
想いもしなかった
あのコーヒーショップも
あの波打ち際も
もう行くことはなくなる
明日から友達になる
キスをすることもなく
困った時にはいつでも
連絡をくれたらいい
さよなら
好きだった人
その優しさ
ずっと忘れないから
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