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晩御飯を一緒にさせてもらって、お茶を飲む。
はあっ、ホット抹茶が美味しいよ。
「進様……今日は本当にすみませんでした。お礼に私の体の好きなところ触ってもいいのですわよ」
「え」
ごくり、と唾を飲み込んでその未発達な体つきを見た。
ぺし、と満智子さんが峰子を叩いた。
「こーらっ、こんなこと言われると、進規くんが困るでしょ」
「はあい、姉様」
はあ、ちょっと残念……。
え、残念?
俺は考えた。
(なんだよ、峰子ちゃんなんか暴力女だからないって思っていたはずなのに)
自分で自分がわからなかった。
それから満智子さんは冷えたビールを取り出した。
「一緒に飲みましょ? 大学時代、テニサーにいたって言ってたし、飲むでしょ」
「テニサーに対する偏見酷過ぎだよ!」
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