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ヘリコプター乗員11名 海上不時着事故」
【1】2066年11月7日 日曜日 午後12時28分。「2066 パワーボート パンパシフィックチャンピオンシップ イン 若狭湾」開催現場。レーステレビ中継中のヘリコプター2機がニアミス。うち1機、敦賀テレビ放送株式会社所有ヘリコプター「つるが(アグスタウエストランド 社製AW139 搭乗可能人員15名)」がコントロールを失い海上へ不時着。機長は、総飛行時間1万時間超のベテラン機長。世界が注目する選手権で、通常航行時の心理状態が乱れ、高度や機体周囲確認について副機長との情報交換に影響が出てしまい、事故に繋がったとみられる。海上に不時着はしたものの、ベテラン機長のテクニックで、乗員全員無事である。当該機長より「第8管区海上保安本部」へ救助要請。海上保安庁 美保航空基地「みほづる1号(アグスタウエストランド 社製AW139 搭乗可能人員15名)」「みほづる2号(アグスタウエストランド 社製AW139 搭乗可能人員15名)」発進スタンバイ。
【2】同日 午後1時31分
海上保安庁 美保航空基地 管制室
海上保安庁 美保航空基地 ヘリコプター みほづる1号機 みほづる2号機
[調査対象人物]
海上保安庁 美保航空基地 業務統括管理官(以下 管理官):麻生賢也
海上保安庁 美保航空基地 飛行科 回転翼機チーム(以下 回転翼機隊チーム)チーム長:御法川新平
回転翼機隊チーム チーム副長:柳本えり子
回転翼機隊チーム チーム副長:中泉桂子
海上保安庁 美保航空基地 飛行科 機動救難士(以下 救難士) 主任:宮川敏光
救難士 主任:平沼奈津美
救難士 担当官:青山巧
救難士 担当官:渡海なおみ
救難士 担当官:薗浦玄一郎
海上保安庁 美保航空基地 通信科 担当官:今津朝子
遭難者 1:勝沼さつき
遭難者 2:逢沢周平
遭難者 3:牧原亨
遭難者 4:橋本憲治
遭難者 5:塩谷ゆかり
遭難者 6:穴見陽輔
遭難者 7:高木ひなこ
遭難者 8:溝手秀樹
遭難者 9:中根匠
遭難者10:瀬戸正義
遭難者11:石井通子
「(麻生管理官)遭難場所、若狭湾沖合50キロメートル、テレビ局の回転翼機隊1機、海上面不時着の模様、水温約15度、乗員全員ライフジャケット着用済み、沈みゆく回転翼機々体にしがみついている、更に沖に流されつつある。総乗員数11名、体力低下懸念。緊急連絡発信者氏名「橋本憲司(はしもと ただし)」37歳、男性、敦賀テレビ所有ヘリコプター「つるが」機長。遭難者、男女混合。みほづる1号2号、離陸許可、スクランブル」
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